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プログラマがいなくてもゲームが作れる!?「PlayArtビジュアルノベルゲームジャム」レポート #unity #ノベルゲームジャム

2014.11.06 Category:勉強会・イベント Tag: ,

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ビジュアルノベルというジャンルをテーマに、アーティスト主体で開催されたゲームジャム「PlayArtビジュアルノベルゲームジャム」。

主催のユニティ・テクノロジーズ・ジャパン鎌田泰行さんから、当日の様子をレポートしていただきました!
by 馬場美由紀 (CodeIQ中の人)

ビジュアルノベルをテーマに普段とは一味違ったゲームジャムを

PlayArtビジュアルノベルゲームジャム」は、昨年開催したPlayArtゲームジャムの第2回という位置づけで、渋谷ヒカリエにあるNHN PlayArt株式会社にて開催されました。

今回のテーマはその名の通り「ビジュアルノベル」。グラフィックやシナリオなどを2日間、約30時間で描いて書いて一本のゲームを作るというイベントです。普段のゲームジャムとは違い、プログラマがいなくてもなんとかなる、というこれまでにありそうでなかったアーティスト主体のゲームジャムを開催しました。

チーム参加アリの編成とこれまでになかった役職の参戦

当日にチームが発表されて初対面の人とチームを組むというのがゲームジャムの醍醐味の一つでもありますが、今回はビジュアルノベルの制作ということで、チームメンバーの役割のバランスがゲームに大きく影響します。なので今回はチームでの参加をOKにしました。チーム応募の方は、2人のみでやります!というツワモノから7人のグループで参加します!というところまで人数はバラバラでした。

応募してくれた方の役職の欄には「キャラクターイラスト」や「シナリオライター」、「声優」と普通のゲームジャムではなかなか集まらないメンバーが集まっていて、どんなゲームができるか楽しみな反面、初めてのことでもあったので正直ヒヤヒヤしておりました。

事前勉強会の開催とADV作成ツール『宴』

初めてツールを触る方でも当日ゲームが作れるように、事前勉強会を開催しました。勉強会の内容はUnityとADVゲーム作成ツールである『』を使ってのハンズオンでした。宴はExcelのデータをそのまま使えるようになっており、プログラムが全く分からない人でもゲームが作れる!という大変使い勝手のよいアセットです。

本来は有料($65, 2014.10.26時点)のアセットですが、イベント版ということでウェブサイトで配布されている無料体験版とは別のパッケージで、しかも今回のために特別に用意したテンプレートファイル付きという太っ腹なパッケージが参加者に配布されました。

事前勉強会はこのパッケージを使って、セリフの編集やシナリオの分岐、音の出し方などを一つ一つ学んでいきました。

一通りのハンズオンが終わってからも参加者からの質問が止まず、意識の高さとやる気を感じました。

ゲームジャムスタート、こだわりの「環境」と「食事」

当日は渋谷ヒカリエ27階カフェスペースに集まって開会式を行い、会場の諸注意や案内のあと、チームが発表されて開発がスタートしました。

なかなかこういったIT企業のオフィスに入れることはないので、ヒカリエの渋谷を一望できる眺めの良さとカフェ・セミナールームの快適空間に思わず感嘆の声が漏れていました。

各チームが企画を始めてまもなくランチタイムとなりました。昼・夕食が全て提供されるのもこのゲームジャムの特徴です。この日のお昼はみんな大好きピザ。Lサイズの大きいピザ!みなさんピザを頬張りながらもその間ずっとチーム内で企画を練っているようでした。それもそのはず、お昼が終わったらすぐに企画発表会をやるのでした。とてもタイトなスケジュール。

それぞれの個性が滲み出る企画発表会

あっという間に企画発表の時間になり、カフェに集合。作業を開始してから実質1時間ちょっとで決まったところまでの企画を発表します。

どんな企画が発表されたのかは最後までとっておくとして….事前にやったシナリオアンケートでも上位だった「走れメロス」のオマージュ作品が多いながらも、それぞれ特徴のあるゲームに仕上がりそうな内容でした。中にはプロの犯行とも思えるような作りこまれた設定付きの企画も…!

進捗発表からの夕食、一日目終了

夕食の前に一日目の成果発表。といっても数時間前に企画発表をしたばかり。あまり変化は無いと思いきや、企画がブラッシュアップされていたり既にゲーム画面が動いていたりと各チームそれぞれ順調に進んでいるようでした。
そしてお待ちかねのディナータイム。今回はなんとロケ弁ランキングにランク入りしているお弁当を厳選!期待に胸が高まります。

\ババーン/

「浅草今半」の牛肉弁当!画像がすでにおいしそう!
こんなに参加してメリットのあるゲームジャムが過去にあったでしょうか。すごく…美味しかったです。

ご飯を食べてエネルギー充填!さぁ作業に戻るぞ!…と進めているとこれまたあった言う間に夜の9時。一時帰宅の時間になってしまいました。

そうです、今回のビジュアルノベルゲームジャムは、特にアーティストの方は自宅の作業環境で絵を描く方が多くなるだろうということもあり、残念ながら会場での夜通し作業ができないゲームジャムなのです。実際、会場ではアナログでガシガシ絵を描いて、帰宅後に家のPCで仕上げてきます!というアーティストの方も少なくなかったです。

次の日の朝までの間、各チームのメンバー同士のコミュニケーション力が試されるとともに、持込み可能なPCを持ってなくても参加できるという意味でもこれまでにあまりないゲームジャムとなりました。

二日目開始。加速していく後半戦!

二日目の朝は9時から開場。時間ピッタリに到着している人が思ったよりも多くてびっくり。一睡もしていなさそうな方も。だがしかしそれがゲームジャム。がんばれ。

朝の入場は2回に分けられ、お昼前にはほとんどのメンバーが会場入り。やっぱり顔を突き合わせてやったほうがいいという判断なんでしょうか。コミュニケーションコスト的に。

そしてこの日もやってまいりましたランチタイム。二日目のお昼は西京焼き弁当。

\じゃーん/

写真がヘタですみません

コンビニで売っているお弁当とは格が違う…何を食べてもおいしい!

そして気づけば開発はとっくに佳境に入り、そこかしこでBGMやSEが聞こえてきます。おぉ、ビジュアルノベルのゲーム画面だ。焦りが出ている人から疲れからか全く喋らない人も。だがしかしそれがゲームジャム。がんばれ!がんばれ!

終盤のコミットラッシュを経て、いよいよ最終成果発表のお時間になります。

二日間の全力の成果、満身創痍の成果発表

成果発表は見学者やプレスの方も招いて16時からカフェにて開始…の予定でしたが、各チーム本当にギリギリまで作業をしていました。

発表はAチームから順番に。

Aチーム

Melos
はしれメロスの乙女ゲー版。こちらはなんと声優さん二人によるフルボイスのゲーム。コンテンツ量がすごい!

Bチーム

人狼をモチーフにしたゲーム。パッションボタンでその後の展開が変わるらしい。

Cチーム

妖怪を題材にした、いわゆる泣きゲー。こちらは3名のチームでしたが、なんとシナリオは2万字という特大ボリューム!

Dチーム

Siri+
iOSに搭載されているSiriをモチーフにしたゲーム。学生チームが実際にSiriに話しかけて作った音声を50個収録。いつかこういう未来が来るかも?という作品。興味のある方は、ぜひこちらから体験してみてください!

Fチーム「殴れメロス」

選択肢は「殴る」か「殴らない」かの2つだけ?!走れメロスを題材にしたノベルゲーム。こちらはサウンドもシステムも一から作ったとのこと。すごい!

ゲームはこちら(Android版)

Hチーム

ゲーム制作の「あるある」をそのままノベルゲームにしたようなゲーム。今回のゲームジャムでもこんな感じに…?とある一定の職業の方には精神的ダメージがあるかもしれません。

Iチーム

オタサーの姫」いわゆるオタサーの姫に焦点を置いた、とてもシリアスな感じのゲーム。クエスト要素ということで3Dアクションゲームのパートも。BGMも雰囲気出してます。

Jチーム

中世ヨーロッパの騎士道物語をモチーフにした本格ファンタジー。作りこまれた設定でオリジナリティあるシナリオと美麗なグラフィックが魅力です。

ゲームはこちら

Kチーム

モチーフは桃太郎。ゲームを始めると「めでたし、めでたし。」?そこからはじまる時間逆行型ノベルゲーム。逆転の発想すごいです。

以上、9チームの発表が終わったところで、そのまま試遊会&懇親会へ突入。

こちらでも豪華な食事が…!

隣の試遊スペースでは、ひっきりなしに作られたゲームが遊ばれておりました。

こんな感じで、イベント中いろいろと至らない点もありましたがおかげさまで無事終わりました。ご参加いただいたみなさまをはじめ、ご協力いただいた運営の方々、当日会場に来ていただいた方も本当にありがとうございました!このイベントがみなさまにとって有意義な時間であったなら主催者冥利に尽きます。

また来年に第3回PlayArtゲームジャムができたらいいなと思います。

以上、開催レポートでした。

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