008 先読み
主な登場人物
皿村リカ
──インフラ省在籍の特別捜査官
頭脳明晰、スポーツ万能。優秀すぎてしまい、他人が愚かにみえてしまい、トラブルを起こすことも。自分より優れた者を常に求めている。以前から気にしていた謎のロボットを目撃してしまったことで、大きな衝動にかられ捕獲を決断する。が、その性格ゆえに協力してくれる人間が見つかるかが心配。そしてなぜ謎のロボットに衝撃を受けたのかは不明。
老教授
学会から追放されたアンドロイド研究者。量子CPU搭載の高等ディープラーニングAIロボット「Grandson1号」を試作し、世に放ってしまう。皿村リカの祖父でもある。
ジャーナリスト
もともとは皿村リカの幼馴染だということが今回判明したが、のちにGrandson1号がこの姿で、ジャーナリストとしてクリエイティブが想像力を生み出すまでに進化していく。そして、老教授を連れ出すために戻ってくるが、その目的はまだ謎に包まれている。
Grandson1号
電力を欲望にしたプログラムで進化し続けるロボット。目に映るものはすべてを検索し、常に答えを探し続ける。欲望のためには人間に騒がれないことを学んでいく。自ら作り出したスクリプトをインターネット上の機器に侵入させることも可能。
「AIフィクション」バックナンバーはこちら
- 001 電力という名の欲望設定
- 002 ジャーナリストの正体は?
- 003 電柱に上る謎の首なし人間
- 004 ダム建設現場に忍び寄る者
- 005 GPSや航空レーダーでも発見できない発電機泥棒
- 006 ネットワークを操る謎の首なしロボットを追え!
- 007 首なし人工知能ロボットに、人間が乗っ取られる!?