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ゲームを攻略したくて、プログラミングを勉強──業務未経験から25歳でエンジニアになるまでの軌跡

2017.03.09 Category:コード転職ライブラリ Tag: ,

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PCゲームにのめりこむうち、ゲームを作ること自体に興味がわき、プログラミングの虜になったというアルタスファイブの武藤壮平さん。
プログラミング未経験からどのように学び、いかにプログラマとして理想の就職を叶え、「できなかったことが、できるようになる喜び」を感じられるようになったのか。その成長の軌跡を語ってもらった。
by MAGAZINE 管理者

PCゲームにハマッて、自分も作る側に

2006年創業の株式会社Altus-Five(以下、アルタスファイブ)は、検索エンジンやクローラー、自然言語処理を使ったシステム開発を強みとし、長年積みあげてきた信頼と高い技術力で大手企業のプロジェクトを社内開発している。

二十余年の経験を持つベテランエンジニア佐藤円社長のもと、集った社員も100%エンジニアだ。

そんなアルタスファイブに昨年(2016年)1月入社したのが、当時は業務未経験だった武藤壮平さん(27歳)。いまや同社の大きな戦力として、IT派遣ポータルサイトのエンハンス開発に携わっている。

株式会社Altus-Five 武藤壮平さん

経済学部出身で、学生時代は将来エンジニアになるとは思いもしなかったという武藤さん。プログラミングを学びはじめたのは、好きなゲームを攻略したかったからだ。

「大学を卒業した後、実は一年半ほどいわゆる“ニート”だったんです。そのときハマッたのが、パソコンのブラウザゲーム。もっとアイテムが欲しい、このミッションをクリアしたいっていろいろ調べていくうち、ゲームを作ること自体に興味がわきました」

そこから独学でプログラミングの勉強をスタート。Javaを中心に勉強し、簡単なソフトからはじめて、オセロやテトリス、タワーディフェンスなどパソコンゲームを作ってスキルを磨いていった。

「学べば学ぶほど、できることがどんどん増えていくのが快感でした。気づけば、思っていた以上に高度なソフトを作れるように。2~3カ月後には、プログラミングを仕事にしたいと思うようになっていました。コードを書くことがとにかく楽しかったので、一回エンジニアを目指してみて、ダメだったらまた別のことをしよう、とりあえずやってみるか、そんな気持ちでした」

ソフトを作ることそのものが楽しい、嬉しい

講習に通ったり、書籍を読むなど、プログラミングの学習方法は人それぞれだが、武藤さんがプログラミングを学んだのは、主にネット。

「ネットで勉強しようと思ったのは、最新の情報や今抱えている問題の解決に直結するやり方がすぐわかるから。当時は、ドットインストールというプログラミング学習サイトや、ゲームを作っている方のサイト・記事などを見て、勉強していました。ネットを参考にしているのは、就職した今も同じです」

一年かけて、プログラムを書くことを体で覚えていった武藤さん。就職しようと動き始めたのは、2015年4月のことだった。

「いろんな就職サイトに登録しましたが、メインで使っていたのはCodeIQでした。経験がなくても自分の書いたコードをいろんな人に見てもらえるのが、とても励みになった。解いていたのは、難易度高めのJavaの課題です。そのほうが実力を高く評価してもらえるんじゃないかと思って」

とはいえ、最初の頃はなかなかうまく解けず、厳しいフィードバックに胸が痛くなることもあったという。

「当時はメソッドをよく知らなくて、プログラムを全部メインメソッドに書いていました。それで、『基礎がなってない』と指摘されて。これはかなり胸にぐさっときましたね(笑)。でも、フィードバックをもらうことで、自分のコードに何が足りなくて、どこが欠点なのかよく理解できた。解けば解くほど、足りないところが改善されていくのが、楽しかったです」

先が見えない就職活動の中でも、エンジニアになるという熱意を持ち続けられたのは、プログラミングが得意だと思えたからだという。

「誰かから、『このソフトいいね』って褒めてもらうより、ソフトができ上がることが、喜びでした。それが得意意識につながって、もっとプログラミングのスキルを伸ばしたいと思えた。こういうことの積み重ねがモチベーションにつながったのだと思います」

自分のコードを見てメッセージを送ってくれた会社に入りたい

その中で出会ったのが、アルタスファイブだ。実は、武藤さんには「こういう会社に入りたい」というはっきりした希望があったわけではなかった。

「正直、どの会社が何を開発しているのか、よくわかっていなかったんです(笑)。調べても、いまいちわからなくて……。エンジニアとして仕事がしたい、ただその一心でした。応募の決め手は、CodeIQに送られてきた企業からのメッセージ。やっぱり、信用できる会社に就職したかった。定型文みたいな内容じゃなくて、コードやプロフィールをちゃんと見て、自分という人間に関心を持ってメッセージを送ってくれる会社に入りたいと思いました」

アルタスファイブでは、年間3人ずつ採用し、社員数を3倍にすることを目指している。しかし、エンジニア売り手市場の中、スタートアップ企業の実務経験者の採用はなかなか難しい。CodeIQを通じてエンジニアを探していた。

採用を手がける佐藤社長自身も、長年現場で研鑽を積んだベテランエンジニア。武藤さんのコードを見て、課題に対する情報整理能力の高さ、コードの読みやすさ・わかりやすさに魅力を感じたという。

株式会社Altus-Five 代表取締役 佐藤 円さん

同社では通常、未経験者はSolrなど検索システムやクローラーに関する外部研修を受講している。当初からスキルの高かった武藤さんの場合はオリジナルの課題をクリアすることで、さらに力をつけていった。

「2カ月半ほど社内で、JavaとPHPを使った会員登録サイトを構築する練習をしました。名前や電話番号などの会員情報をデータベースに登録させ、それを編集したり、削除する機能をつけるというもの。最終的には、認証したユーザーだけがそのサイトを閲覧できるようにしました。今まで作ってきたソフトに比べると、はるかに難しかったですが、新しいことができるようになっていくのが楽しくてたまりませんでした」

現在は、IT派遣ポータルサイトのスマホ版リニューアルに携わり、システム面の実装を担当している。9カ月間担当してきたこの業務も、そろそろ終盤戦。4月からは、新たなミッションを任されることが決まっている。

一日中コードに没頭する。これぞ理想の働き方

武藤さんは、趣味だったプログラミングを仕事にして本当によかったと顔をほころばせる。

「今は、ぜんぜん知らない技術を使って実装しなければならない場面もたくさんあります。でも裏を返せば、そのたびに新しい技術を習得できるということ。勉強中はとにかく苦しいし、しんどいけれど、やり遂げたときの大きな達成感が、とても楽しい。周りの先輩や社長もみんなエンジニアなので、わからないことは聞けばすぐに教えてくれますし、独学でやっていたときとは、できるようになるスピードが格段に違います」

今は10時に出社し、19時~19時半には退社する毎日。リリース前など、ときに夜遅くまでかかることもあるが、規則正しい生活を送れているという。

「毎日、黙々と一日中コードを書いています。たまに打ち合わせもありますが、基本的にはずっとプログラミングです。しゃべるのが苦手なので、課された業務に没頭していたい。自分に合うこういう働き方ができているのが、とても嬉しいですね」

仕事をする上で心がけているのは、できるだけ早く仕上げることだ。

「やるべきことを細分化して、明確なタスクに落とし込むようにしています。早く完成させることにとらわれすぎて、雑にならないよう、できあがったコードは必ずリリース前にチェックしてもらっています」

任された業務に100%の仕事で返す武藤さんに、佐藤社長も太鼓判を押す。入社して一年ほどで一人前の仕事ができているのはすごいことだと、誇らしげに話してくれた。

武藤さんは、業務未経験者に対して、まずは就職を目指してほしいと熱っぽく語る。

「僕の場合、就職してからの成長度合いがすさまじかった。就職するか、勉強を続けるか迷っているなら、就職することにチャレンジしてほしい。どんなに小さなソフトでもいいので、とにかく作り続けることが大事。作ることが、できることを増やすことにつながります」

「コードを書き続けることそのものが喜び」「できるようになることが幸せ」――武藤さんはものづくりをする者に必須の「才能」、作る喜びを感じ続けられる才能を持っていた。それが業務未経験でも、エンジニアとして採用された一番の理由だったのかもしれない。

(編集:馬場 美由紀 執筆:石川 香苗子 撮影:刑部友康)

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