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「Sansan」と「Eight」、事業の拡大スピードを加速させる開発技術と体制を聞いてきた!_[PR]

2017.11.09 Category:インタビュー ,コード転職ライブラリ Tag: , , , ,

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働き方改革が叫ばれるいま、全社の名刺をクラウドで一元管理し、有効活用を図ることで生産性を高める名刺管理サービスが注目されている。
クラウド名刺管理「Sansan」と「Eight」のサービスを支えるエンジニアたちに、そのキャリアや現在はどのような技術・体制で開発しているのかを聞いてみた。
by 馬場美由紀 (CodeIQ中の人)

SansanとEight。事業の拡大スピードに対応するためScrum導入

成長を続けるクラウド名刺管理サービスのSansan。そのサービスを支えるエンジニアの一人、本山祐希氏は法人向けの名刺管理サービスを提供するSansan事業部でプロダクトマネジャーを務める。

6年前にSIerから転職して来て、すぐにSansan事業に関わった。現在は主に海外版の開発を担当している。Sansanの海外マーケットはシンガポールをはじめとするアジア中心に伸びている。

Sansan株式会社 Sansan事業部 プロダクト開発部 プロダクトマネジャー 本山祐希氏

クラウドを活用したサービスや機能は国内版とほぼ同じだが、社内で名刺を共有するというSansanのコンセプトをどのように海外のユーザーに訴求していくかが、ビジネスとしての課題だ。

本山氏が使用する言語や開発環境は、C#と.NET。これらを駆使して、ユーザー登録、有償機能、スマホアプリのWebAPI関連などに注力しながら開発を進める。

大熊秀治氏は、個人向けサービスEightを担当する。2014年に複合機メーカーから転職してきたWebサーバーサイドのエンジニアだ。もっぱらRuby on Railsを使って開発している。

Sansan株式会社 Eight事業部 エンジニア 大熊秀治氏

Eightはリリース当初は名刺情報のデータ化がメインのサービスだったが、その後、SNS機能が追加された。機能が増えるにつれてエンジニアの数も増え、複数のチームに分化してきた。

今年9月には企業向けの有料サービス(「企業向けプレミアム」)がリリースされたが、この部分を設計したのは大熊氏だ。

Sansanの開発組織には複数のプロダクトオーナーがいて、それぞれ機能ごとにユーザーニーズを背景に仕様や開発の優先度を取りまとめる。

実装はチームごとに4~7人のエンジニアとUXデザイナー1人がチームのメンバーとなって開発する。多くのチームで最近取り入れている手法がScrumだ。Eight事業部のチームがまず取り入れ、その後、Sansan事業部にも広がりつつある。

「Scrumで開発するようになったのはここ1年半ぐらい。最初はScrumの教科書をみんなで読み合わせたり、外部のScrumコーチの話を聞いたり、Scrumとは何ぞやという基本的なところから始めました。

開発スピードを上げるということ以上に、チームもプロダクトの機能も増えてきたなかで、それぞれのチームが自分の頭で考えながらでないと開発が進まないという状況になっていて、そのためにはきちんと開発手法を確立しようということがあったと思います。

Scrumは原理原則はシンプルですが、実際に回すにあたっては教科書通りにはいかないことがよくあります。さまざまな試行錯誤を重ねながら、最近は2週間単位でスプリントで回していますが、ようやくリズムが出てきたという感じです」と語るのは、大熊氏だ。

「Eight事業部でScrumをやって上手くいっているということだったので、開発スピードを向上するための方法を模索していた我々も追従しました。Scrumチームごとに自分たちでやり方を考え、継続的にそれを改善していく。そのプロセスをプラクティスに沿って進められるのが一番良かったことです」と、本山氏も言う。

自分たちで開発文化を育てていくフェーズに参加できた

本山氏は専門学校を卒業後、生保会社のシステム子会社に就職。保険会社が社内で使うシステムをWebアプリで開発したり、その運用保守がメインの仕事だった。

エンドユーザー・デベロッピング(EUD)の流れで社内のユーザー組織が独自に外部にシステム開発を発注し、それがバラバラに存在するという状況があった。

「仕様書もちゃんと残っていないことが少なくありませんでした。それぞれのシステムをメンテナンスするためには、SQLの長文をひたすら解読するとか、コードを読まざるをえなかった。それはそれでパズルを解くような面白さがあって、コードを読む力はそこで身に付きました」

前職には3年半勤務したが、次第にマネジメントの仕事が増えてきた。まだまだコードを書いて、エンジニアとして成長したかったという。であれば、ベンチャー企業がよいだろうと考え、当時社員50人規模でエンジニアがまだ10数名だったSansanに飛び込んだ。

前職では.NET上で主にVBでシステムを開発していた。SansanではC#がメインとは聞いていたが、開発環境が同じなら言語の違いはすぐにキャッチアップできるという自信があった。

「当時はアジャイル開発への取り組みやGitの導入も始まっていました。自分たちの開発文化を創り上げていくという空気がみなぎっていました。その過程に参画できたのは、ラッキーだったと思います」

本山氏の入社した頃のSansanはまだテレビコマーシャルも展開していなかったので、今ほどの知名度はなかった。

「オフィスの入口には居酒屋のような暖簾がかかっていて、面白い会社だという印象でした。一方で、名刺管理をやっていると聞いて、地味な仕事だなあと思ったことを覚えています。

ところが、社内の名刺を一括し、共有することの意味をあらためて知ることで、ビジネスの成長性に確信を持つことができました。ビジネスの出会いの証である名刺を資産に変えることが、企業の競争力の強化につながるのだと」

業務に使ったことのないRubyにも躊躇することなく

一方、大熊氏は新卒で複合機メーカーに就職。ソフトウェアエンジニアとして主に、製品と連携するWebサービスの開発を担当し、Java、JavaScriptをメインに開発していた。

その会社に5年ほど勤務するうちに、さまざまな迷いが生まれた。

「Webエンジニアとしてやっていこうと思ってはいたのですが、製造業にいては成長にも限界があるだろうと。組込ソフトがメインですから仕方がないのですが、開発プロセスが重く、スピード感を感じられなかった。もっとスピード感のある開発環境で、Webのスキルを磨きたいという思いが募っていったんですね」

Sansanをユーザーとして利用している知人がいて、会社やプロダクトの評判は知っていた。そんなとき、Sansan社内の知人の紹介で、Sansan代表の寺田氏と話す機会があったという。

「Sansanという会社のミッションやプロダクトの設計思想を聞かされて、企業としての可能性を感じ、すっかり意気投合しました。現場のエンジニアとも話をして、楽しく仕事ができそうだなと」

入社後はすぐにEight事業部に配属された。サーバーサイドにおけるRubyおよびRuby on Railsでの開発を指示されたが、そこに躊躇はなかった。

「Ruby on Railsは学生時代や新卒の研修で触わるくらいで、プロダクトレベルでは使ったことはなかった。ただ、文法もわかるからなんとかなるだろうという思い切りがありましたね。

入社後はRubyに詳しい人にコードレビューしてもらったり、自分でも勉強したりして、次第に慣れていきました。もちろん、Sansan入社時のRubyのコードを今見返すと、恥ずかしい限りですけど(笑)」

事業への熱意と、新しいテクノロジーへの関心が同居

二人の転職談からは、今保有している技術の適合性以上に企業のミッションやプロダクトに共感したり、サービスに魅力を感じたことが、背景にあったのだとわかる。

これは二人の入社時が、Sansanという企業がスタートアップから成長期に向かう過程であったこともあるだろう。

「名刺管理で世界を変えようという想いが強い人が社内には多いですね。名刺の共有は、業務のオンライン化にもつながるものだし、働き方革新を後押しするテクノロジーの一つだと思います。

そうしたビジネストレンドの最先端で仕事をしている実感が僕らにはある。
また、社会からもそう見てもらうためには、自分たちがいかにいいコードをどれだけ書くかが重要。その意味で、自分の技術と社会の変化が密接に感じられる職場です」と本山氏。

「一方で、エンジニアの新しい技術への関心も高いですね。最近は特定のスキルに関するエキスパートも増えています。フロントエンド周りのエキスパートやデータ分析の専門家など、社内の技術的バックグラウンドが広がっているという感じがします」と、大熊氏は語る。

社内で毎日のように開かれる自主的な勉強会では、テクノロジーへの関心の高さが伺える。それぞれが今使っている技術だけでなく、コンテナ型のアプリケーション実行環境Docker、ブロックチェーン、あるいは自然言語処理技術などさまざまなテーマが設定されている。

「ブロックチェーンと名刺管理がどこでどうつながるかはまだわかりませんが(笑)、知っていれば応用する機会があるかもしれません」(本山氏)。

チーム内のコミュニケーションにはSlackが使われている。在宅勤務制度を活用するエンジニアも少なくない。

「月に数回は自宅で仕事をしています。実は自宅でコードを書いているときのほうが、集中できるんです。とりわけ午前中の生産性は大きく違いますね」(大熊氏)

「僕も在宅勤務をしてみたいけれど、小さな子供がいるんで、自分の部屋を確保しないと難しいかな。でも、Sansanは早くから『Sansan神山ラボ』を開設したり、リモートワークの環境を整えている。

オフィスをリアルに共有しなくてもチームワークができるし、生産性も高まることを実証している会社。多様な働き方を体現するという点でも、世の中に対して新しい提案ができる会社だと思います」(本山氏)

事業拡大でさまざまなエンジニアの個性が発揮される

最後にこれからどんなエンジニアと一緒に仕事をしたいかを聞いてみた。

「技術的には特にこれに限定ということはありません。アプリケーションをきちっと作ったことがあるという基本的な経験があればウェルカムです。それ以上に重要なのは、Sansanで世界を変えるというミッションを楽しめるかどうかだと思います」(本山氏)

「事業に魅力を感じてくれる人や、技術的にチャレンジできる人が来てくれると嬉しいです。もちろん、ReactやRedux、RailsなどEightで使っている技術の経験があると良いですが、ないとダメかというとそうではないです。自分自身もSansanに来る時はほぼRails未経験でしたし。

事業が拡大している今、エンジニアのそれぞれの強みを生かせる環境があるということだけはたしかです」(大熊氏)

(取材・執筆:広重隆樹 撮影:延原優樹)

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